今回の記事は、いつもお世話になっている『ほげたろ』さんに執筆して頂いたコラム記事になってます。
ライブ配信でリスナーをしている人たちの本音ってどの辺にあるのでしょうか?ライバーからすると気になるところだろうと思います。
そこで今回、いろいろ付き合いのあるリスナー合計6名にいろいろ話を聞いてみましたのでそこに私を追加して7名分の話をまとめたいと思います。話を聞いた6名+私の属性は以下の通りです。
・男性リスナーでライバーではない(趣味で気が向いたときに配信している人はいる)
・配信サービスは1年以上使っている(ほとんどは2年以上)
・年齢は20代後半~50代前半
・月の平均課金額がだいたい15万円~50万円
・配信サービスはEVERY.LIVE、17Live、Pocochaをメインにしている(複数使いも)
人数が少ないので全体の傾向を測れるものではないですが、コアな層の意見ではあると思うので皆さんの活動の参考になればと思います。
1.ライブ配信を使い始めたきっかけは?
広告やネット記事などを見て 1名
知り合いに誘われて 3名
SNSきっかけで 3名
知り合いに誘われたについて尋ねたところ、キャバ嬢さんとキャンギャルさんでした。知り合いに誘われたパターンが意外と多いなという印象です。
SNSきっかけはSNSでフォローしていた地下アイドルがライバーを始めたり、あるいは投稿が気になって過去の投稿を見ていたらライバーもしていて興味を持ったという場合でした。
2.今、よく配信を見に行くライバーの人数は
1人だけ 1人
2~5名 3人
6~9名 1人
10名以上 2人
単推しのリスナーから多数のライバーを応援している人まで幅広くいる感じですね。ただ、10名以上はすごいですね。そんなに私はなかなか回れないです。
3.新しいライバーさんを探す(注目欄から配信を見て回る)頻度はどれくらい
まったくしない 2人
たまにする 4人
ほぼ毎日する 1人
結構みんな枠をまわっているのだな~という印象です。ほぼ毎日というつわものもいました。ただまったくせず、フォローしているライバーの枠だけに行くというリスナーも二人で固定枠だけというリスナーさんも多そうです。
3-2.新しいライバーを探すとき、新しく入る枠を選ぶ参考にする情報は
アイコンだけを見て入る 3人
アイコンからプロフィールやタイムラインを見る 1人
SNSなどその他も見る 1人
SNSやタイムラインなども見ている人はどちらも「アイコンは詐欺が多くて信用できないから」と理由を挙げていました。スクショ画像などをアップしているのをチェックしているそうです。枠に来てもらうにはその辺の画像のアップも重要なのかもしれません。
ただ一方でアイコンだけで入るという人も3人いたので、やはりアイコン画像というのうはリスナーを集める上では最も重要ですね。
3-3.その後、その枠に通い続けた理由は(複数回答もらっています)
ルックスが好みだった 3人
声が好みだった 1人
自分とのライバーの会話が盛り上がった 4人
他のリスナーとの会話が盛り上がっていた 3人
パフォーマンス(歌など)が好みだった 1人
SNSなどをフォローしてくれた 2人
フォローバックしてくれたことで通うようになるという人が二人もいました。二人ともツイッターを結構頻繁に使っているリスナーさんなので、そういうリスナーにはうれしいのかもしれませんね。
やはりというか予想通り、ライバーさんとの会話が盛り上がった・楽しかったというのが一番多いので、ここは一番大事ですよね。
4. 一番の推しライバーと決めているライバーはいますか
いる 6人
いない 1人
いないという人は、推しは決めずその時の気分で行こうと思ったライバーさんの枠を回っているのだそうです。私は推しがいるリスナーなので、なかなかその心境は想像できないですが、確かに見ていても本当に大勢のライバーさんをフォローしていろいろなところに顔を出すリスナーもけっこういますよね。
5. 「推し切り」をしたことはありますか
※推し切り 推し変や都合が合わなくなったなどではなく、そのライバーを嫌になってフォローを解除したり、応援をやめたりすること。
ある 5人
ない 2人
5-2.推し切りをした理由はなんですか(複数回答をもらっています)
「コメントを何度か飛ばされた」(複数のリスナーから上がっていました)
「別の応援しているライバーの悪口をリスナー達と話していた」
「ライバーからやる気や成長する意欲が感じられなくなった」
「男性ライバーとの関係の匂わせがあった」
「参加していたイベントを勝てそうにないからと投げ捨てた」
「しつこくギフティングを要求された」
コメント飛ばしは傷つくリスナー多いみたいですね。これは絶対にしないように注意が必要ですよね。あと他のライバーの悪口はどのリスナーさんがどのライバーを応援しているかをすべて把握しているわけではないですから、かなりリスク高い会話だと改めて思います。
匂わせは、これは私も気になるときがあります。別に旦那さんいますと公言しているママさんライバーを応援していて旦那さんの存在が気になることはないのですけど、彼氏いませんって言っているライバーの周りに男の気配を感じると気になることがあります。自分でもなぜかと訊かれるとうまく理由を説明できないのですが。
やる気が感じられない、イベントを投げ捨てるなど、「応援する気持ちを無下に扱う行為」はやはりリスナーの心が一気に離れる原因になるのでしょう。イベントを途中で投げ捨てたというのはおそらくライバー側にも何か事情があったのだと思いますが、そのあたりの説明が足りなかったとかもあるのかもしれません。
最後の回答は少し気になったので詳しく聞いたところ、普段はギフティングの要求に応えていたのだけど、ちょっと事情で出費が多くて課金できない月があってその時に無理だと何度も答えたのに要求され続けて居づらくなっていかなくなってしまったとのことでした。
これは難しいですね。私もライバーと冗談で「今月は無理だよ~」とか言いながら投げたりとかもあるので、ライバーもそういう冗談と受け取った可能性もあるかもしれません。このあたりはリスナーの表情が見えない以上は判断が難しいですよね。
イベントを放り出したのもそうですが、少しの誤解というか言葉の不足とかから起きているようにも感じられて、同じリスナーから長期間応援され続けるって難しいのだな、と改めて感がさせられる結果でした。
今回はリスナーの本音に迫るという視点で、リスナー達にいろいろ話を聞いた結果をまとめました。まだほかにもリスナーさんたちに聞いた話はあるので、これからシリーズで少し紹介していこうと思います。