今回から少しライブ配信を伸ばす、人気ライバーになるための技術的な解説をシリーズでまとめていこうと思います。
1.ライブ配信成功のための循環
まず、そのためにライブ配信で成功するのに必要なことは何か?ということを整理してみましょう。次の図はライブ配信のビジネスモデルを整理しています。
ライブ配信は突き詰めるとこの4つに集約されます。
- まずはとにかくアイコンなどを見て配信しているということを知ってもらわないと人は来ないです。どこの配信プラットフォームでも新人などのタブ(Newタブ)があって新人を目立つようにしています。
- 次いで入ってもらった人に長くいてもらえるように会話やパフォーマンスによってリスナーの興味を高めて、枠にいるリスナーさんを増やしていきます。
- そして、その多くのリスナーたちと配信を盛り上げていきます。
- その結果としてギフトが伸び、そうするとイベント順位や注目欄で上位に行き、さらに人の目に触れる機会が増え①が加速します。
これが好循環で回っていくとリスナーがどんどん増え、配信は盛り上がり、成績も伸びていくことになります。 逆にどこか一カ所でもできていないとこの循環が途切れて配信伸びなくなります。
2.自分のどこに課題があるのか?
配信に伸び悩んでいるライバーさんたちは皆さん対策をいろいろ考えられています。ただ、問題がある個所と打ち手がずれていては効果は限られたものになります。
例えば③に問題があるとしましょう。その時に①の対策を打って効果があるでしょうか?わずかな効果はあるかもしれませんが、①②を回してリスナーを集めても③ができてなければ初見で終わってしまうリスナーばかりになってしまうかもしれません。一度見て面白くないと思ったら、その人がもう一度来てくれる可能性は初見のリスナーより低くなります。
逆に①ができてないのに④を増やそうとするとどうなるでしょうか?今いるリスナーの課金額を増やすことになるのでリスナーによっては不満を感じだす人も出てくるかもしれません。自分を応援しようという気持ちを持っているファンリスナー達の応援する気持ちをすり減らすだけになってしまうかもしれません。
全体的なバランスよく強化していくことも必要ですが、全部をやろうとすると時間も限られる中で限界もあります。
自分のどこが弱いかをしっかり考えて、そこに重点的に対応していく必要があります。
3. EVERY.LIVEは特に①が鍵になる
④→①の矢印をつなぐことが難しくなる時期がどのライブ配信でもやってきます。徐々に知名度が上がったりする中で、その配信アプリのユーザ内で認知が行き届いてしまうのです。特にEVERY.LIVEは他のライブ配信よりこのタイミングが早く来る傾向があると感じます。リスナーが少ないから短い期間で全体に行き届いてしまうのですね。
そうするとアプリの外に対して認知度を高める活動が必要になってきます。それを効率的に行うには、拡散力のあるSNS(Twitter, Instagram, TikTok)の併用というのは必要になっていきます。
実際EVERY.LIVEの人気ライバーもそうですし、他の配信サービスのライバーも最近はかなりSNSに力を入れている人が増えてきています。特に最近はTikTokで様々な配信サービスのライバーを見かけることが増えたと感じます。
TikTokはユーザ数も多くて拡散力もあり、しかも投稿するネタなどもTikTok自体にそろっているので、気軽に投稿を続けられるツールでもあります。
ライブ配信を始めるにあたってはこの辺のSNSを活用したリスナー獲得も視野に入れて準備を進めていくことが成功への道になるのではないかと思いますので、ぜひライバー始める時にはこの辺のSNSアカウントの準備なども進めていきましょう。