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EVERY.LIVE ライブ配信で枠に来る人を増やすには

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 前回のコラムで、ライブ配信成功のための循環と、EVERY.LIVEではそのために①の認知度を上げる活動とその中でもSNSでの発信の重要だということをお話ししました。

          

 今回そこをもう少し深堀して解説をしたいと思います。

1.初見さんはどういう道順で来るのか?

 ちょっと考えてみましょう。

あなたのリスナーに多い特性の人、例えば30代の男性が多いとか、20代の女性が多いとか、それぞれの枠にリスナー層の特徴があると思います。その特徴に当てはまるけど「あなたのことを全く知らない人」があなたの配信に来るとしたらどういう道順をたどって来るでしょうか?

 これは『カスタマー・ジャーニー(顧客の旅)』と言われる少し前からマーケティングなどの世界で取り入れられている考え方です。ライブ配信で自分の枠に来るまでの道順はまとめると三種類しかありません。図にまとめるとこうなります(すごく簡略化しています)

 このうち道順Cは実際にできることはほとんどありません。例えばシンガーソングライターであったりアイドルであったりといった活動をしているライバーであれば、その活動を通じてというのも考えられますが、できる人もできることもすごく限られています。

 ですから、実際に初見さんが配信枠に来る道順はAとBの二つしかなく、この道順をどのように通りやすく整備していくか?が初見リスナーを集めるのに必要になってきます。

 

2. 道順Aの整備

 この整備をどう進めたらいいでしょうか?

  1. これはライバーがというよりは主にライブ配信事業者の宣伝活動などによってもたらされるものなので今回は省略します。
  2. アプリを起動したときにまず自分を見つけてもらう必要があります。そのために配信回数や時間を増やしたり、イベントのプライズでのバナー掲載を獲得したりして、アプリを起動したユーザの目に留まるようにします。
  3. そして興味を持ってもらえるようにアイコン画像にメッセージを入れるなど工夫をしたり、中にはアイコンから直接配信にではなくプロフィールやタイムラインを見てから入るか決める人もいるのでそこを工夫したりします。

 この流れはすでに多くのライバーが実際に行っているし、EVERY.LIVEもこの流れを意識したものになっているので、自然とできているライバーは多いと思います。

3. 道順Bの整備

 いろいろなライバーのSNSを見ているとこちらに2つの問題があるように感じます。

 1つは、ほとんどのライバーはTwitterやInstagramは使っているのですが、その多くが「ファンサービス」、つまり来ているリスナーたちに向けての発信だけになってしまっているものが多く見えます。配信の予告、ギフトスクショでのギフトのお礼、マイイベなどの告知とかですね。その投稿を見たあなたをまったく知らない人が⑤にあるようにあなたに興味を持つでしょうか?多分持たないですよね。特にEVERY.LIVEを使ってない人だったらなおさらです。

 ファンリスナー達との交流はもちろん大事なのですが、それだけに終わってしまうと外から人を呼び込むことにはならないです。例えばアカウントを分けるとか、そもそもSNS自体を使い分けている人も多くいます。たとえばTikTokは新規リスナー獲得のための場、Twitterはファンとの交流の場、みたいな感じです。

 もう1つは知らない人への発信ができているライバーも、そこからライブ配信への誘導ができていないように見えます。つまり⑤から⑥につながっていない場合があります。

 単純に「配信しています、来てね」ではなかなか来ないですよね。使ってないアプリをインストールしたりして見にくるって、思っている以上に敷居が高い行動です。それを取るような動機付けができてないように感じます。今あなたのTwitterやInstagramへの投稿を見て楽しんでいる人に「配信枠に行ったらもっと楽しいことがあるかも?」と思わせることができてない人が多いように感じます。

4. 道順Bの整備の実例の紹介

 と言われてもなかなかイメージわかないと思うので、一つ具体例を紹介したいと思います。

 ちょっとEVERY.LIVEのライバーさんではないのですが、つい最近みつけたライバーさんの話です。

 その方はTikTokを拡散のSNSとしては利用しています。私もTikTokで見つけたのですが、投稿自体はよくあるものが大半なのですが、ちょっとお勧めに流れてきて気になって見たのですが、ちょこちょこと投稿の中で配信がにおわされているんです。いくつかの動画には「これは配信に来てくれた〇〇さんのリクエスト」とか「撮影中、リスナーさんたちにめちゃくちゃ笑われた」などとテロップが入っている動画が時々あります。そして動画の中にたまに告知動画があって「●月〇日××時から撮影配信やります」とライブ配信の告知動画がアップされていました。

 このライバーさんは不定期にTikTokの撮影をライブ配信しながらされていたのです。これはうまいな~、と正直感心しました。

 配信自体でも枠に来ているリスナー達との話のネタにもなりますし、こうすることでTikTokの動画を見て抱いたそのライバーさんへの興味・関心の延長線上にライブ配信を置けているのです。そうするとライブ配信への興味を引くことができますよね。

 これが正解というわけではないですし、他にもやり方はたくさんあると思いますが、ライブ配信への集客にSNSを使うのであればライブ配信への興味を引けるような投稿を入れていくのはよい方法だと思うので試してみてはいかがでしょうか?

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