前回、2022年11月24日のコラムではEVERY.LIVEのタイムライン機能が強化されたことに合わせてTwitterなどのSNSとの使い分けの考え方、そのベースとなる部分を解説しました。
今回はさらにそれを踏まえてそれぞれを使い分けてうまくリスナーさんたちとコミュニケーションを取り、自分の配信を成長につなげていく方法を紹介したいと思います。
この3つのコミュニケーションの場を見ている人たち、その前提を整理すると次の図のようになります。
これに意識を置くと、①②③にそれぞれに投稿すべきものや投稿時の考え方が整理つくと思いますので目的と用途を解説したいと思います。
- フレンズ
ここにいる人たちはライバーへのファン度も高くもちろん配信も頻繁に来ている人達でしかもライバーが選択して許可した人だけがいる場になります。またもグループチャットという形になっています。
・目的
ここにきている人はすでにライバーのファンなので、目的はファンの獲得ではなくファンからの共感を生み出す、あるいはイベントなどで連帯感を育て行くことになります。
・用途
ガチ参戦のイベントの告知やマイイベの告知の投稿も悪くはないですが、例えば次のイベントどれに参戦するかの相談や、イベントの戦術の相談などの方がここには向いています。例えばオフラインイベント「EVERY X’mas Wish 2022」だとデイリー1位をどこで取りに行くかの相談なんかもあるかもしれませんね。
そういった一方通行ではなく双方向のコミュニケーション、さらにはリスナー同士の交流も促していくことでリスナー達との連帯感を深めていくのに向いています。
- タイムライン
タイムラインを見ているのはEVERY.LIVEを使っていて、そのほとんどの人はライバーのフォロワーということになります。
注目欄からアイコンの長押し、あるいはプロフィール検索などから直接プロフィールに行くことでフォローしていないユーザが見にくる可能性もありますが、基本的には見ているのはフォロワーがほとんどになります。
・目的
基本的にはほとんどの人はフォローしている人なので、その人たちに「次の配信に来てもらうこと」が主な目的になってきます。また、重要なお知らせなどの伝達もここが重要になってきます。また仲のいいリスナーさんやライバー仲間たちとの交流もここが主になってきます。
・用途
例えば配信時間に関する告知や予告などが考えられます。今週は毎日○○時から配信しますとか明日はお休みですなんていうのもタイムラインでの告知が考えられます。
それ以外にイベントへのガチ参戦とその応援のお願い、イベントが終わった後のお礼などもタイムラインが向いているでしょうし、マイイベのお知らせ、企画配信の予告などもここで行っていくのが効果的になります。
- 各種SNS
もちろん①や②を見ている人もSNSをプロフィールなどに書いていればフォローしてみてくれると思います。ただSNSの場合はそれ以上にライバーをフォローしてない人やそもそもEVERYLIVEを見ていない人が見る機会が増えます。特にTikTokやTwitterなどは拡散力も高いので、面白い投稿一つで多くの人の耳目を集める可能性があります。そういう人たちに向けての発信を強化していくことが必要になるので、それ以外の情報というのはあまり発信するべきではないと言えます。
・目的
まだ自分を知らない人に自分という存在を知ってもらうこと、そして自分に興味を持ってもらい「もっと知りたい」と思ってもらうことが第一の目的になってきます。
そして次にそういう興味を持ってくれた人にEVERY.LIVEをインストールして配信を見に行ってみようかな?と思わせることが目的になります。
・用途
まず自分に興味を持ってもらうことなので、例えばコスプレしているライバーであればコスプレ画像とか、何らかのテーマ性をSNSごとにもって発信していくことが重要になってきます。そうすることでそういう領域に興味のある人の視線を集めることができるわけです。
そしてEVERY.LIVEを入れてみようと思わせる発信も例えば、タイムラインとの組み合わせで、「他の画像はEVERY.LIVEのタイムラインにのせています。無料だからインストールして見てみてね」などというのも効果的かもしれません。配信という時間が決まっている場に呼ぶよりもう一段フォロワーから見ると敷居が低くなりますよね。
この用途や目的が100%の正解というわけではありません。ライバーの配信スタイルによっては異なる使い分けもあると思いますが、一つの例としてご紹介させていただきました。
最後にタイムライン活用のテクニックを二つご紹介したいと思います。
- フォロワーたちにタイムラインへの投稿を促してフォローバックを積極的に
今現時点ではリスナーさんたちでタイムライン投稿している人はあまり多くないと思います。ですが、今回のアップデートで例えば自分を宣伝してくれるような投稿をしてくれたリスナーさんにはそのお礼などをコメントしてちゃんと伝わるようになりました。
ですから投稿を促して、投稿してくれたリスナーさんにはお礼のコメント返しをするというところからタイムラインでのリスナーさんたちとの交流を始めてみるのもよいのではないでしょうか?自分自身の宣伝につながっていきまし、リスナーさんとのコミュニケーションの活性化にもつながっていきます。
- 返信メンションの活用
今のタイムラインでは残念ながらメンションをつけることができません。ですから特に大きなギフトをくれたリスナーさんとかへの個別のお礼などが見落とされるリスクがあります。
ですが実はメンションみたいなことは投稿へのコメントでは使うことができます。1コメントにつき一人だけにしかできませんが、コメントの先頭に「@<EVERYLIVEのID>(半角スペース)」と入れてコメントを書き込むとその人へのメンションがかかります。
ですので、例えばイベントが終わってのお礼投稿などで、来てくれた人全員へのお礼はメインの投稿でして、特に応援してくれたリスナーさんたちには個別に投稿へのコメントでメンションをかけてお礼の言葉を書き込むなんて使い方もできます。
手間は増えますが1件ごとに個別のお礼なんてもらったらそれはリスナーさんも喜びますよね。
今回と前回、2回に分けてEVERY.LIVEのタイムライン機能強化に合わせてリスナーとのコミュニケーションをどこで取るべきか?という話を紹介させていただきました。タイムライン機能はまだ発展途上ではありますが、リスナーさんたちのコミュニケーションツールとして今後利用が増えていくでしょうし、そのことがまたEVERY.LIVEのリスナー不足の解消にもつながっていくと思います。
こういった機能はうまく活用して、他のライバーさん達とは差をつけたライバー活動をしてみるのも必要ですから、積極的に上手に活用していきましょう。