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everylive リスナーの時間をコントロール

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 今回は配信におけるファン・リスナー達の浮気防止の方法として、リスナーの時間をコントロールするお話しです。
 時間をコントロールするといってもそんなに難しい話ではなくちょっとした工夫でできる話を紹介したいと思います。

1. 時間をコントロールするとは?

 よくネットなどで言われている話ですが、SNSの世界は時間の奪い合いです。TwitterにしろInstagramにTikTokにしろ、もちろんライブ配信サービスもですが、ユーザの時間の奪い合いをしています。いかに自分たちのサービスを利用している時間を増やすか、つまり他のサービスを利用している時間を減らすか?を競っているわけです。

 人が1日で使える時間は24時間に限られます。これはどんな人間でも変わりはありません。そこに寝ている時間や仕事をしている時間などはスマホを触れないので、実際にスマホを使ってSNSを使用している時間は平均で1日あたり136分※1にだと言われています。これはすべてのスマホユーザの平均ですから、ライブ配信を多用しているようなリスナー達は倍の4時間以上は使っているのではないかと思います。

 この時間を増やすのもありますが、その時間の中で自分たちのサービスを使っている時間をどれだけ増やすか?を各SNSは競いあっているわけです。そのために面白いコンテンツを提供するだけではなく通知やお知らせによって定期的にユーザの気を引いて自分たちのアプリを起動して自分たちのサービスを使用させるきっかけにすることで、他のサービスを使う暇をユーザに与えないようにするわけです

 ※出展1https://x.gd/VgsRb

2. ライバーによるリスナーの時間コントロールの必要性

 この考え方はライバーとリスナーの関係にも通じるものがあります。
 完全にライバー1人だけを応援している、いわゆる単推しのリスナーはまた傾向が違うかもしれませんが、一般的な多くのリスナーたちはSNSを通じて様々な交流があるかもしれませんし、あるいは様々なライバーの配信を見て楽しんでいたりもするでしょう。

 そういった自分以外の人との時間の取り合いで負けてしまえば、そのリスナーは他の事に時間を使うようになり、その時間が増えていけば自分の配信に来てくれる時間が減ることになるかもしれません。

 それを防ぐためにもリスナーの時間を自分からコントロールしていく必要があります。一種の浮気防止というわけですね。

3. コントロールってどうするの?

 じゃあ実際にリスナーの時間をどうやってコントロールするのか?というところですが、実際にライバーさんがされている手法やその考え方をいくつかご紹介したいと思います。

(1) ロング配信や複数回配信

 これは一番広く多くのライバーさんが取り入れている方法だと思います。配信している時間が長くなればなるほど、回数が増えれば増えるほどファン・リスナーの方はその時間配信には枠に来ることになるのでリスナーの時間を取ることができます。もちろんそれだけではなく多くの時間に配信することでご新規リスナーに新たに来てもらえるチャンスも作れるので一石二鳥の手段になります。

 24時間配信なんかは特にその最たるもので、24時間配信すればその日ファン・リスナー達は他の配信には一切いけないことになるので、普段配信していない時間に実は別の配信に行っていたリスナー達も自分の枠に来るようになります。

 ロング配信自体はライバーの頑張る気持ちの熱量をリスナーに伝える点でも有効な手段ですが、リスナーの時間を自分に向けさせる点でも有効な手段になります。

(2) TwitterやInstagramの投稿の活用

 そうは言ってもロング配信や配信回数を増やすのはライバーにも負担が高いので次によくあるのがSNSの活用です。
 バズる、つまり新しいファンを獲得するために目立つことを目的にした投稿であればそれに適した時間がありますが、すでに来ているリスナー達への投稿であればこのタイミングも重要です。
 実際リスナーがよく配信を見ている可能性が高い時間は以下の4つの時間帯とだという統計データも出ています※2。

  • 1位 20時~24時
  • 2位 12時~13時
  • 3位 18時~20時
  • 4位 7時~8時過ぎ

※出展2 https://x.gd/D8Fqo


 ほとんどのライバーは1位の時間帯は配信していると思いますが、問題は2位の昼と4位の朝の時間です。この時間は配信できるライバーの方も限られてきます。また夜の配信も休まなければいけない時というのはあると思います。
 そういったときに使えるのがSNS(TwitterやInstagram)などやeveryliveのフレンズ機能の活用です。そういったリスナー達が他の配信を見ている可能性が高い時間帯を配信以外のリスナーとのコミュニケーションを行う時間帯にすることで、その時間帯のリスナーの時間を自分の時間にすることができます。配信後にお礼投稿をしている人も多いですが、その投稿への返信への返信はその時間に全部まとめて、なんていうのも一つのテクニックだと思います。
 TwitterやInstagram、フレンズでのコミュニケーションであれば、それほど時間もかからないですしTwitterの予約投稿機能などを使えば確実にその時間にツイートをすることもできます。

 Twitterなどでのコミュニケーションってそんなにリスナーの時間を取るわけではないですが、そのわずかな時間でもネットを使っているリスナーの時間を取ることで、他のことに気持ちを持っていかれそうになっているところを引き留める効果が期待できます。

(3) 配信時間の予告

 これも結構有効な手段になります。例え20時の配信開始と予定が通知されていれば、その時間に来られるように、その前に用事や仕事を済ませるといった準備を前もってするわけですから、他の時間を奪う効果もあります。

 この配信時間の事前告知って配信に慣れてくるとオザナリになる人が多い印象です。配信時間も大体いつも同じ時間だから「フォロワー達はわかっているはず」と思い込みが多い印象です。だから告知をしなくなったり、あるいはしても直前での告知になったり。それだと間に合わなかったり気づかなかったりも起きますし、事前の時間をリスナーに上手く使わせることができません。
 everyliveではMyスケジュールから配信スケジュールを登録してフォロワー達に事前に配信スケジュールを通知することができますし、他にもTwitterなどのSNSやeveryliveのタイムラインでの通知などを早くして、リスナー達に事前の準備を促していきたいですね。

 リスナー側の心境ってそれぞれですし、ファン度の深さも人それぞれです。浅い人などはちょっとタイミングがずれて配信を何度か逃したりすると、それだけであっさり来なくなる人も多いように感じます。
 私自身も実はそういうところがあって、何人も応援しているライバーさんがいるので、たまたまタイミングがあったりするとあっさり新しいライバーの枠にいついて、前に応援していたライバーさんの枠に気づいたら行かなくなっているなんてことはしょっちゅう起きます。

 そういう悲しい別れが起きないようにするためにも、配信している時間以外の時間も上手くリスナー達の時間をコントロールして、自分への応援の熱量を上げて行けるようにしたいですね。

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